Role

発達障がい支援における
理学療法士の役割とは

「特別」じゃない、
「ふつう」に寄り添う
  理学療法士の仕事

発達障がいのこどもたちに、理学療法士の専門性が求められています。
発達障がいのあるこどもにとって、
「姿勢」「動き」「感覚」は、日々の生活や学びに深く関わる大切な要素です。
そんなこどもたちを支える専門職として、理学療法士が注目されています。

必要なのは"こどもの目線"で関わること。
一人ひとりの「できた!」を見つけることが、
理学療法士の発達障がい領域における仕事です。

こどもと関わる理学療法士
あそびを通したリハビリ

理学療法士が発達障がい支援で
活躍できる理由

姿勢と動きの支援

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「姿勢と動き」を深く理解する専門職

理学療法士は、身体の構造や動作発達を体系的に理解する専門家です。

ただ「座る」「歩く」ではなく、「なぜ難しいのか」「どう支援すれば動きやすくなるか」を分析・改善する力があります。

放課後等デイサービスでは、たとえばこんな支援を行います。

  • 心地よく学べる姿勢づくり
  • 動作を引き出す環境調整
  • 生活に沿った動作支援
感覚統合の支援

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感覚統合や協調運動へのアプローチ

発達障がいのあるこどもたちの中には、感覚の過敏・鈍麻や、動きのぎこちなさを抱えている子も少なくありません。

医療的な視点を持ちつつ、こどもたちの個性に合わせた柔軟な対応ができるのが、理学療法士の強みです。

たとえば、こんな支援が可能です。

  • 過敏さへの配慮
  • バランス感覚を育てるあそび
  • ぎこちない動きへの働きかけ
あそびを通したリハビリ

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「あそび+リハビリ」で生活に根づいた支援

放課後等デイサービスでは、「訓練」のような固い支援ではなく、「あそび」の中で自然に身につける支援が求められます。

理学療法士は、リハビリの視点を取り入れたあそびを通して、こどもの機能発達を促すことができます。

たとえばこんなあそびがあります。

  • 体幹を育てるあそび
  • 姿勢保持を助ける動き
  • 協調運動を促すプログラム
医療と生活の架け橋

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「医療」と「生活」の架け橋として

理学療法士は、医療的な専門知識をもとに、こどもの日常生活に即した支援ができる専門職です。

病院では「診る」ことが中心ですが、放課後等デイサービスでは「暮らしの中で支える」視点が求められます。

日常の支援に、専門知識を応用できます。

  • 「この子が家庭で安全に過ごすには?」
  • 「学校生活の中で無理なく自立を促すには?」